球磨焼酎の未来予想図

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球磨焼酎の未来予想図
〜六調子酒造のこれから〜

焼酎は3年以上の熟成を経て「古酒」になります。六調子酒造は創業当初から常圧蒸留の熟成焼酎に注力。熟成方法には樽、かめ、タンクがありますが、六調子ではタンクと樽を採用しています。今回出品の「本吟 六調子」もタンク熟成7年なので古酒です。4代目・池邊道人社長が蔵の2階にある部屋に案内してくれました。ドアを開けると、そこには目を見張る光景が。300個以上はあるでしょうか。木樽が整然と並んでいたのです。夏の暑い時期だったのですが、中は涼しく、湿気も感じません。「ここはイギリスのスコットランドと同じ気候にしてあります」と池邊社長。耳を澄ますとエアコンや除湿器の音が聞こえます。スコットランドはウイスキーの本場。その環境が蒸留酒の熟成に適しているのだと考えたそうです。長いものだと30年以上もここで眠り続け、出荷を待ちます。商品には原料とともに熟成年数も表記。「本吟 六調子」は7年です。さて、7年前の自分は何をしていたでしょう。当時を振り返りながらたしなむ球磨焼酎はまた格別です。

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